アロマテラピーとは?精油の効果と基礎知識

アロマテラピー(芳香療法)という言葉を聞いたことがあるし、エッセンシャルオイル(精油)も持っているし活用している、という方が増えてきて私たちの暮らしにも身近になりつつあるアロマテラピー。精油の香りを嗅ぐことでリラックス&リフレッシュしたり、体全体へと働きかけ心と体をいい状態に”ととのえる”ことが得意なアロマテラピーですがアロマについて、よく知らないという方もまだ多いのが実際のようです。

アロママッサージ

今回はアロマテラピーについて『簡単に知っておきたい』という方のために

●アロマテラピー(芳香療法)とは?

●精油(エッセンシャルオイル)とは?についておはなしします。

基本!アロマテラピー(芳香療法)には精油を用いる

1927年フランス人科学者が、芳香植物から抽出した精油を用いた療法をアロマテラピー(芳香療法)と名付けます。

1961年にフランスからイギリスにアロマテラピーが伝わると、植物油(キャリアオイル)と精油(エッセンシャルオイル)を希釈しマッサージを行う方法が広がります。

マメ知識芳香植物を人間が活用し始めたのは精油の活用が始まるよりも、ずーーーっと昔から。レモングラスはインドでは何千年も前から治療として使われており、ジュニパーベリーは人類が利用した芳香植物の中で最も古い芳香植物のひとつとしても有名。お灸で使うもぐさ(艾)は、よもぎの葉の裏面から作られています。

日本にアロマが伝わったのは40年ほど前のこと

1980年頃、イギリスから日本にアロマテラピーが伝わり、リラクゼーションや、美容への活用を中心としたイギリス式アロマテラピーが人気となります。

日本でアロマテラピーといえば「いい香りでリラックス♪」のイメージがまだ強いですが、最近では香りを楽しむだけでなく、精油のもつ芳香成分を心身の不調のケアに用いたり、医療や介護、スポーツの現場などで用いられたりと活用の場が広がってきています。

アロマの効果とは?心と体にいい理由

アロマテラピーは、心地よく感じる精油を用いることでリラックスし気分が安定し、心と身体を健やかな状態に導いてくれます。精油の香りを嗅ぎ、直感で『良い香り』と感じる精油を選ぶことはアロマテラピーの基本でありとても大切なことです。

精油の効能には、鎮痛や鎮静、抗炎症、鬱滞除去、免疫調整、抗ウイルス、抗菌、ホルモン様、等々様々で効能はそれぞれの精油の持つ芳香成分に由来します。

ポイント嗅覚と視覚は脳とダイレクトに繋がります。同じ精油でも体調によっては「すごくいい香り」に感じる時もあれば、反対に「あまりいいと感じない」場合もあります。効能を聞いてから選ぶと、苦手だと思っても「いや、まてよ、やっぱりいい香りかも…」なんて考え直してしまうことも。でもまずはご自身の嗅いだ瞬間に感じる快・不快の感覚を大切にして精油を選ぶことを大切にしてください。きっと嗅覚を通して『今のこころとからだに合う精油』が見つかります。

では、精油の芳香成分は主にアロマトリートメントではどのように身体に届き、作用するかというと・・・

アロマトリートメント

①精油の香りを嗅ぐことで精油のもつ香りの情報が電気信号となり大脳辺縁系や視床下部(いわゆる脳の中枢)へと伝わり、自律神経やホルモンバランス調整など、心身に作用する。

塗布によって経皮吸収され血液に乗り全身を巡り作用する。(精油の分子構造は小さいくキャリアオイルを使用するため皮脂膜を通過し、真皮層の血管まで浸透します)

③鼻や口から吸いこむことで、肺から血流にのり全身をめぐる。

上記の①から③のルートで精油の芳香成分は身体に届き心身に働きかけるといわれています。

精油を用いたケアやアロマトリートメントは、女性に多いお悩みのホルモンバランスの乱れ、自律神経失調、PMS、更年期などで起こる様々な心身の不調のケア、スマホやパソコンによる目の疲れからくる首肩こり、デスクワークによる腰痛などの体の疲れを癒やすケアとしても有用です。

精油って一体、何?

アロマ精油

精油(=エッセンシャルオイル)とは、芳香植物から抽出した香り分子の集合体であり、植物が生き残るために自ら作りだした物質です。アロマテラピーに使用する精油は100%天然である必要があります。

標準的な精油は200~300種類の化学成分を含むといわれ、様々な効能があることが特徴です。『精油の女王』と表されるローズ精油においては600種類以上成分を含むともいわれています

知っておきたい!精油の主な特徴

・植物の成分を高濃度に含んでいて(元の植物の100倍ほどとも)&強い香りを持っている

・揮発性があり放置しておくと蒸発する(ふたをしっかり閉めて立てて保管しましょう)

・基本は油に溶けやすく水に溶けにくい

・様々な天然の化学物質を含んでいる(これが精油の魅力です!!)

・熱・日光により劣化、変質しやすい(光の当たらない涼しい場所で保管しましょう)

精油を安全に使うための基礎知識

・開封後の使用期限を守る。※人気の高いオレンジなどの柑橘系精油は変性しやすいため、開封後は半年を目安に使い切るようにする。それ以外の精油は開封後およそ1~2年以内には使い切る。

・精油を原液を直接皮膚・粘膜につけない。もし手についた場合は石鹸で洗い流す(アロマバスで使用するには乳化剤か牛乳に混ぜてお風呂にいれるようにしましょう)

・精油を飲んだり、注射したり、目に入れたりしない

・精油は引火性があるため火気のそばで使用・保管しない

・精油のついたタオルなどを乾燥機にかけない(火災の報告あり)

・ペットや乳児・子供の手の届かないところ保管する

・皮膚に使う場合はパッチテストを行う

※妊娠中は皮膚刺激の強い精油、神経毒性のある精油、子宮収縮作用のある精油の使用は避ける。

精油によっては年齢・持病・妊娠・授乳期などの他に、使用に際し注意が必要な場合などがあるため、購入時に確認したり、トリートメントを受ける際にはセラピストに相談しましょう。

アロマと鍼灸サロンSALVIAで用いる精油は、無農薬で100%天然で安心して使用でき、ヨーロッパでは医療にも用いられる高い品質のプラナロム精油を使用します。

当サロンでは、痛みのケアからリラクゼーション、美容のケアまで、アロマトリートメントと鍼灸を組み合わせたオーダーメイド施術が人気です。

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ここまでお読みいただきありがとうございました。

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