こんにちは、京都府長岡京市で女性の不調に特化した鍼灸とアロマテラピーサロン、SALVIAの山本です
妊娠後期に多いお悩みの一つに胃もたれや、胸やけなどの胃の不快症状があります。妊娠中は辛い症状があってもあと少しだから…と我慢するママも多いようです。今回は実際に効果のあった妊娠後期の胃の不調が和らぐツボをご紹介します。ツボ刺激ならご家庭でも行いやすいと思いますので、お悩みの方は是非お試しください。
おすすめのツボ刺激
指で刺激するには、ゆっくりと5秒~10秒かけて圧をくわえ、ゆっくりと力を抜く、という流れを3回ほど繰り返します。自分で押しにくいツボはパートナーに押してもらいましょう。
持続したツボ刺激や効果を期待するなら、セイリン株式会社のコリスポットやパイオネックスゼロといった安全にツボ刺激ができるシールを購入し貼るのもおすすめです。
※下の添付写真はパイオネックス(グリーン)といい、シール先端に短い鍼がついているためプロ専用になります。
妊娠後期の胃もたれ、胃の不調におススメのツボ
『胃痛・腹痛・胸やけ』には足先にある内庭(ないてい)
“よく効く”という印象のツボです。足の指の2・3指の間でみずかきの後縁のいた気持ちいい場所。お腹が大きくなると自分で刺激するのが難しい場所なのでパートナーに押してもらう、もしくはツボのシールを活用するのがおススメ。胃腸にたまった湿熱を取り除き、痛みや不快な症状を和らげてくれる、頼れるツボです。
お腹の調子をととのえるツボ・・・といえば足三里(あしさんり)
膝のお皿の下、指4本分で、すねの外側にとります。古くから、足三里は胃腸の働きをととのえ、元気にするツボとして知られ、臨床でも使用頻度の高いツボです。肩こりや膝痛の治療にも使います。普段から刺激がおすすめの養生ツボのひとつです。
胃痛や、下痢などに効果的な梁丘(りょうきゅう)
太ももの前側にあり、お皿の上の外側から指3本ほど上、筋っぽく硬く触れるあたりです。
胃痛の他に、腸の働きをととのる作用や下痢止めのツボとしても有名です。下痢にはお灸がよく効きます。お腹が大きくてもイスに座った状態で押しやすいツボです。
胃の不調に欠かせない!中かん(ちゅうかん)&不容(ふよう)・巨闕(こけつ)
胃の不快感や重さなどに効果的。胃やお腹周りは押せないので前述した【ツボ刺激のシール】がおすすめです。中かんのツボは、お臍とみぞおちの間あたりに位置します。みぞおちの辺りには不容や巨闕というツボもあり併せて使うことをおすすめします。
ツボがわかりにくければ「このあたりが詰まってしんどいな、気持ち悪いな」と感じる場所に4~5か所ほど貼るだけでも楽になります。足の指(内庭)とセットで貼るとより効果的です。
酔い止めやつわりに効くツボとしても有名。内関(ないかん)
手の平を上に向け、手と手首の境目にあるしわの中央から指3本分肘にあがったところにあります。
つわりを和らげる有名なツボではありますが…他のツボと併せて優しく刺激するのがおすすめ。不安などの精神状態を安定する作用もあるツボです。
ツボ刺激の注意事項
・お腹が張るときは行わない。・ゆっくりと呼吸を意識し、痛いところまで押さない。
ツボ初心者には刺さない鍼治療が効果的
パイオネックスゼロやコリスポットはシールタイプで、貼っている間は持続したツボ刺激が行えるため妊娠中のケアとしてもとてもおすすめです。
妊娠中は鍼灸やアロマで優しくケアするのもおすすめ
妊娠中は飲めない薬も多いため、身体の辛さを我慢して過ごす方も多いようです。お腹が大きくなると背中や腰にかかる負担も大きくなり、妊娠前に比べて肩こりや腰痛も起こりやすいといわれています。
鍼灸は妊娠中の胃の不調だけではなく、肩こりやお尻周りの痛み、心身にかかるストレスに対しても優しくケアすることができます。
妊娠中の胃の不調は、肩や背中、すねをマッサージすることで和らぐこともあります。当サロンではマタニティ-期でも使用できるアロマを使ったトリートメントも行っています。(※妊娠16週~35週まででお腹の張りがなく、体調の安定した方が対象です。)
当サロンではご希望の方に、女性鍼灸師がツボの場所やツボシールの貼り方をお伝えするサービスも行っております。
妊娠中の施術に関するご相談・ご予約はアロマと鍼灸サロンSALVIAのホームページ>ご予約・問い合わせページ>お問い合わせフォームより承ります。